さくら市・某様邸 新築住宅が出来るまで(5)【屋根工事編】
昨年ご依頼をいただいた新築物件を ”住宅が出来るまで” のシリーズ投稿(全8回)でご紹介していきます。
第5回目は屋根工事です。
屋根の材料はいくつあるか、ご存じでしょうか。
一般住宅の場合、おおまかには下図の種類がございます。

その中でお客様と相談の上、大屋根を瓦・玄関上の屋根をガルバリウム鋼板で施工いたします。

大工さんに施工していただいた野地板の上にライトスーパーシートという種類のルーフィング(防水シート)を施工します。
ライトスーパーシートはよ~く見ると表面に突起があります。
瓦桟木を施工後、突起が隙間(縦桟の役割)を作るため、万が一瓦などの隙間から水が入り込んでも、スムーズに下へ流れ落ちる構造になっています。

玄関上の屋根はガルバリウム鋼板(板金)の為、ゴムアスルーフィングで施工をします。
ルーフィング(防水シート)の上に、軒先部・袖部(ケラバ部)・壁に接する部分に水切りと言われる板金を屋根の形状に合せカット・加工し取り付けます。
屋根は直接雨が当たる場所なので雨水をうまく排水出来るよう、大切な作業です。

ガルバリウム鋼板には、横葺き・縦葺きの種類があります。
大きな違いは雨水の流れやすさとデザイン性にあり、屋根の傾き(勾配)や建物の形によって向き不向きがあります。
今回は横葺きで施工します。

桟木を施工した後、瓦の荷揚げをします。
使用する瓦はローマンLL40(銀いぶし色)です。
1束4枚梱包になっており、1束が約15kgあります。
職人さんは左右の手にそれぞれ1束ずつ約15kgの瓦を持ち、足元の悪い中、瓦を並べていきます。

荷揚げが終わると、いよいよ瓦葺きです。
軒先から徐々に上(棟部)に向かってガイドライン工法にて施工をしていきます。
※ガイドライン工法とは瓦や棟(むね)部分を釘やビスでしっかりと建物に固定し、耐震性と耐風性を大きく高める仕組みの施工法です。

室内に光を取り入れるために2箇所、ガラス瓦を使用しました。
ガラス瓦のメリットは、①採光性能に優れている。②施工性がよく、費用が抑えられる。③天窓より外観に変化がなく、雨漏りの心配が少ないなどが挙げられます。

袖瓦を施工した様子です。

平瓦・袖瓦の施工を終え、棟部を納めていきます。

まず、強力棟金具(受け金具)を等間隔でしっかりと取り付けます。
その金具に芯木(木材または樹脂製材)を固定し、ビスやボルトで頑丈な土台を作ります。

更に周囲に南蛮漆喰を盛って土台の形を整えて、その上に冠瓦をかぶせ、ビスで芯木・金具に固定します。

全ての冠瓦を納め、屋根工事が完了です✨
これで雨が降っても安心です。
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